プリインストールされたウイルス対策ソフト

パソコンを購入した際にプリインストール、最初から入っているセキュリティソフトは、コンピューターウイルスからあなたのパソコンを守る機能を有しています。そのソフトは世界に無数に存在するコンピューターウイルスの情報を蓄積し、また悪意のあるWebサイトの情報などを収集し、そのパソコンがそのプログラム群に接触しないかどうかを監視します。
そして、万が一接触して、そのパソコンがウイルスに感染してしまうようなことがあればそのパソコンの「記憶領域」の感染部分を切り離し、隔離することで防御します。そしてユーザーに対して「ウイルスを検知したので隔離した、駆除するかどうか」という選択を促すのです。そのような高度な機能を持ったセキュリティソフト、ウイルス対策ソフトが購入時からパソコンに入っていることは、現在では普通のことになっています。有名なソフトでは「マカフィー」や「シマンテック」など、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

それらの高性能なウイルス対策ソフト、セキュリティソフトは最初からパソコンに入っているものの、実は「無料」ではないことが殆どです。一定期間経過すると「ライセンス契約をするように」という表示が現れます。本来ではあれば、そのような表示が現れる前にそのソフトに対する利用のライセンス契約を行うべきです。そうでなければ、そのパソコンは無防備な状態になってしまうからです。

コンピューターウイルスはインターネット上に無数に存在していますし、その作用も様々です。パソコンに危害を与えるものから、パソコン上の情報を盗んでしまうものまで多々あるのです。そのようなウイルス、悪意のあるプログラムの数々を自分の目で見て判断することは不可能です。なによりも、「目にすることすらできない」ことがほとんどなのです。ウイルス対策のためのセキュリティソフトは、インストールされたパソコンのあらゆる活動を監視します。

インターネットはなにもユーザーだけがアクセスするわけではありません。パソコンにインストールされたソフト自体が、能動的にインターネットへアクセスし、情報を参照したり自己をアップデートしたりします。ウイルス対策のためのセキュリティソフトも同様です。世界中に無数にあるコンピューターウイルスは日々進化し、その種類を増やしています。ウイルス対策ソフトは日々更新されるそのライブラリーにアクセスし、自身にも情報を蓄積し、判別できるようにするのです。それらの活動は普通にパソコンを使う分にはユーザーからは何もわからないものです。インターネット回線に接続した瞬間から、そのパソコンは活動を開始していると考えていいでしょう。その様子をモニターする方法もありますが、一般ユーザーの知るところではありません。

それらの活動を監視し、またユーザーのアクセス先も監視することで、パソコンを驚異から守るのがウイルス対策ソフトの役割なのです。それらのソフトなしでは現在ではインターネットなどは出来ないといってもいいでしょう。ですから、パソコンにプリインストールされているセキュリティソフトはただちに使用ライセンス契約を結び、常に安全な状態を保つ必要があるのです。

 

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